SEOコンサルティングを頼もうとして見積を取ると、月10万円の会社もあれば50万円の会社もあります。しかも、どの提案書にも「分析」「戦略」「改善提案」と同じ言葉が並んでいて、何にお金を払うのかが見えません。
比べやすくする方法は単純で、月額を作業時間に直すことです。オファシムのSEO継続支援は月33,000円・88,000円・165,000円の3プランで、それぞれ月3時間・8時間・15時間の作業が入っています。どのプランも1時間あたり11,000円です。
この記事では、SEOコンサルティングの中身と費用相場、オファシムが毎月どの作業に何時間使っているかを公開します。あわせて、契約前に見積書で確かめる5つの質問も載せました。読み終えたら、手元の見積が何時間分の作業なのかを自分で計算できます。
SEOコンサルとは、調べて決めて直す作業を月額で頼む契約です
SEOコンサル(SEOコンサルティング)とは、検索からの集客を増やすために、サイトの現状を調べ、どのキーワードで何をするかを決め、記事やページを直していく作業を、月額でまとめて頼む契約です。助言だけで終わる契約と、記事の修正まで請け負う契約があり、同じ名前でも中身が大きく違います。
| 契約の形 | 支援会社がやること | 自社がやること |
|---|---|---|
| 助言型 | 分析、方針の提案、改善点の指摘 | 記事の執筆や修正などの実作業 |
| 実行込み型 | 分析と提案に加えて、リライトや新規記事の制作 | 一次情報の提供、公開の判断 |
| 代行型 | 作業を丸ごと引き受ける | ほぼなし(方針の確認だけ) |
社内にウェブ担当者がいて手を動かせるなら、助言型でも回ります。担当者が兼務で時間が取れないなら、実行込み型でないと提案書が溜まるだけです。提案を受け取っても、誰も手を動かさなければ順位は変わりません。
「コンサルティング」と「アドバイス」をどう分けて考えているかは、コンサルティングとアドバイスの違いに書いています。

SEOコンサルもSEO代行も、サービスページには別の名前で載っている
SEOコンサル、SEO代行、SEO会社、SEO業者、SEO代理店は、どれも買う側が使う呼び方です。支援会社のサービスページには、この名前がそのまま載っていないことのほうが多く、呼び方で候補を探すと行き止まりになります。
オファシムのSEO対策のサービスページにも、「SEOコンサルティング」という言葉は1か所も出てきません。載っているのはSEO記事制作・内部SEO改修・SEO継続支援の3つと、入口になる検索&AI流入 診断・SEO初期診断・お試し記事パックです。SEOコンサルを探している人がこのページを開いても、探している名前は見つかりません。

名前が揃わないのは、中身が分析・内部の改修・記事制作・計測に分かれていて、どこまで引き受けるかが会社ごとに違うからです。全部をまとめて「SEOコンサルティング」と名付ける会社もあれば、作業ごとに分けて売る会社もあります。同じ名前でも中身が違い、違う名前でも中身は同じです。
「SEOコンサルタント」は人を指す呼び方で、「SEOコンサルティング」は契約を指します。ただ、見積を比べるうえではどちらでも同じです。見るのは、その月額に何の作業が何時間入っているかです。
だから、候補を名前で絞らないでください。問い合わせの時点で月額に入る作業を聞き、内部改善・記事制作・外部施策・計測の4つに割って並べれば、名前の違う会社同士でも比べられます。
SEOコンサルティングの費用相場は月10万〜50万円で中身の幅が広い
SEOコンサルティングの費用相場は、月額10万〜50万円前後です。クラウドサーカスの解説でも、サイトの規模と支援範囲によってこの幅で変わるとしています(SEOコンサル費用の相場)。頼む先の規模でも違い、大手は月50万〜100万円、小規模な会社やフリーランスは月10万〜20万円が目安です(SEOコンサルの費用相場)。
料金の決め方は3つあります。
| 料金体系 | お金を払うもの | 向いている場面 |
|---|---|---|
| 月額固定型 | 毎月の作業と相談 | 記事の改善を何か月も続けたいとき |
| スポット型 | 1回の診断やレポート | まず現状と課題を知りたいとき |
| 成果報酬型 | 指定キーワードの順位 | 狙う語が少なく、順位だけを見たいとき |
3つの体系それぞれで契約前に確かめる点と、予算が月10万円に届かないときの使い道は、SEO対策の費用相場と料金体系の選び方にまとめました。
成果報酬型は「順位が上がらなければ払わない」ので安心に見えます。ただ、契約の対象になるのは指定した数語の順位だけです。問い合わせが増えたかどうかは条件に入っていません。検索数の少ない語を指定して順位だけ上げる、という結果にもなりえます。
記事制作を単体で頼むときの相場は、SEO記事作成の費用相場で別にまとめています。
そもそもどの仕事を外注するかが決まっていないと、月額の比較は進みません。見積を内部改善・記事制作・外部施策・計測の4つに割る手順は、SEO会社の選び方と見積の割り方に書いています。
同じ月額でも作業時間に直すと中身は数倍違う
見積を比べるときは、月額を作業時間で割ってください。月30万円でも、月30時間の作業が入っている会社と、月1回のレポートと30分の定例会だけの会社があります。金額が同じでも、受け取る作業量は数倍違います。
時間を書いていない見積書は珍しくありません。その場合は「この月額で、毎月何時間、誰が作業しますか」と聞けば足ります。答えられる会社は、作業を工程に分けて管理しています。すぐに答えが出ない会社は、作業量が月ごとに変わる、つまり忙しい月は手が薄くなる可能性があります。
オファシムの継続支援は1時間あたり11,000円で、3プランとも同じです。この単価を物差しにすると、月30万円は約27時間、月50万円は約45時間の作業に当たります。他社の見積がこれより時間が少ないから悪い、という話ではありません。上級の担当者が付けば単価は上がります。比べるときに金額だけを見ず、時間と担当者の両方を見るということです。

オファシムの継続支援は月3・8・15時間で作業が決まっている
オファシムのSEO継続支援は、ベーシック月33,000円が3時間、スタンダード月88,000円が8時間、グロース月165,000円が15時間です(いずれも税込・初期費用0円)。上のプランは、下のプランの作業をすべて含んだうえで作業が足されます。毎月の時間の使い方は次のとおりです。
| 毎月やる作業 | ベーシック | スタンダード | グロース |
|---|---|---|---|
| 検索順位・流入データの確認と所見 | 1時間 | 1時間 | 1時間 |
| WordPress・プラグインの更新、バックアップの確認、不具合の一次対応 | 1時間 | 1時間 | 1時間 |
| 作業の記録 | 0.5時間 | 0.5時間 | 0.5時間 |
| チャットでのご相談 | 0.5時間 | 0.5時間 | 0.5時間 |
| 既存記事のリライト 月1本 | — | 3時間 | 3時間 |
| タイトル・ディスクリプション・内部リンクの調整 | — | 1.5時間 | 1.5時間 |
| 月次の改善提案 | — | 0.5時間 | 0.5時間 |
| 新規記事の制作 月1本 | — | — | 6.5時間 |
| 隔月の定例ミーティング(月あたり) | — | — | 0.5時間 |
| 合計 | 3時間 | 8時間 | 15時間 |
ベーシックに入っているのは、毎月の数字を見ることと、サイトを止めないことです。WordPressの更新を誰もしないまま放置すると、表示が崩れたり乗っ取られたりして、順位ごと失うことがあります。地味ですが、ここを外すと他の作業が無駄になります。
スタンダードで足される時間の大半は、既存記事のリライトです。新しい記事を増やすより、すでに表示されている記事を直すほうが早く順位が動くことが多いため、リライトに3時間を割いています。どの記事から直すかの考え方は記事のリライトのコツで書いています。
グロースで足されるのは新規記事1本の6.5時間です。キーワード選び、構成、取材、執筆、入稿までを含みます。
最初の2〜3週は初期診断で何を何本書くかを決める
継続支援を始める前に、オファシムではSEO初期診断(110,000円〜/回)でサイトの現状を調べます。契約から2〜3週でレポートをお渡しし、それを見てから継続支援のプランと記事の本数を決めます。いきなり月額契約を結ばないのは、サイトによって足りないものが違うからです。
初期診断でお渡しするものは4つです。
- 内部の課題一覧と優先順位
- 改修が必要な箇所の見積
- キーワードの方針
- 記事本数と着手する順番の提案
診断の前に、無料の「検索&AI流入 診断」もあります。申込から約1週間で、流入キーワードの一覧、GA4で見たAIからの流入、ChatGPTとPerplexityに3問投げた結果を画面付きでお渡しします。費用をかける前に、自社の検索の現状だけ知りたい場合はここから始めてください。
Googleも、SEO業者を使い始めるなら早いほうがよいとしています。サイトの作り直しや新しいサイトの開設を考えているときが最適なタイミングで、「早ければ早いほどよい」と書いています(SEO 業者の利用を検討する)。作ったあとで構造を直すより、作る前に決めるほうが費用もかかりません。
順位の安定に3〜6か月、問い合わせ増は6〜12か月かかる
SEOコンサルティングの効果は、順位が安定するまで3〜6か月、売上や問い合わせとして実感できるまで6〜12か月が目安です。記事を公開してから検索エンジンに評価されるまでに時間がかかり、順位が上がってからも、読まれて問い合わせにつながるまでにもう一段時間がかかります。
オファシムの実績でも、時間のかかり方は同じでした。自社で運営したメディアは、24か月で500記事以上を積み上げて月間20万PVになりました。支援先では、6か月で10本の記事を集中して公開し、問い合わせが2倍になった例があります。どちらも、1〜2か月目には数字はほとんど動いていません。

このため、3か月で成果を判断して打ち切ると、ちょうど伸び始める前にやめることになりがちです。オファシムの継続支援には最低契約期間がありませんが、始める前に「半年は続ける前提で予算を組めるか」を確かめていただいています。
被リンクの購入や順位の保証を持ち出す会社には頼まない
「1位を保証します」「被リンクを○本付けます」と提案する会社には頼まないでください。Googleは公式ページで「Google で一番上に掲載されることは誰にも保証できません」と書いています(SEO 業者の利用を検討する)。保証を売りにする時点で、根拠のない約束をしていることになります。
被リンクの購入も同じです。順位を上げる目的でお金を払って得たリンクは、Googleのスパムポリシーでリンクスパムとして扱われます。見つかれば順位を落とされ、手動対策を受けた場合は、リンクを外して再審査を申し込むまで元に戻りません。
オファシムがやらないと決めている施策は次のとおりです。
- 被リンクの購入、相互リンクの依頼
- 中身のない記事の大量公開
- 実体のない第三者の言及を量産すること
外部からの評価を集める方法がまったく無いわけではありません。取材された記事や業界団体の名簿のように、実在する接点から自然に言及してもらう方法はあります。ただし、それは時間をかけて積み上げるもので、月額の中で本数を約束できるものではありません。
作業を別の会社に任せている代理店に頼むと、こうした施策が使われていても発注した側からは見えません。契約前に確かめる方法は、SEO代理店が作業を再委託しているかを見抜く質問にまとめました。
契約前に見積書で確かめる質問は5つある
見積書と提案書を受け取ったら、次の5つを確かめてください。Googleが「SEO業者に尋ねるべき質問」として挙げている項目に、オファシムが実際に聞かれることの多い点を足して絞ったものです。
- この月額で、毎月何時間、誰が作業しますか(時間と担当者が分かれば、他社と比べられます)
- 期待できる結果はいつごろ、何で測りますか(順位だけか、問い合わせ数まで見るかで報告の中身が変わります)
- サイトに加えた変更を、理由とあわせて報告してくれますか(何を直したか分からないと、契約が終わったあとに自社で引き継げません)
- 最低契約期間と解約の条件はどうなっていますか(6か月や12か月の縛りがあると、合わなかったときに抜けられません)
- 作った記事の著作権はどちらに帰属しますか(解約後に記事を消すよう求められる契約もあります)
オファシムの場合は、作業時間は上の表のとおりで、最低契約期間はなく、納品した記事の著作権はすべてクライアントに帰属します。記事制作の会社を選ぶときの確認点は、コンテンツマーケティング会社に発注する前に確認する4点でも書いています。
社内に担当者がいれば月33,000円のベーシックから始められる
SEOコンサルティングを選ぶときは、社内で誰が手を動かせるかで決めるのが近道です。記事を書ける担当者がいるなら、データの確認とサイトの管理だけを頼むベーシック(月33,000円・3時間)で足ります。リライトまで手が回らないならスタンダード(月88,000円・8時間)、記事を増やす人がいないならグロース(月165,000円・15時間)です。
| 自社の状況 | 合うプラン |
|---|---|
| 担当者がいて、記事も書ける | ベーシック 月33,000円 |
| 担当者はいるが、既存記事の手直しまで手が回らない | スタンダード 月88,000円 |
| 担当者が兼務で、新しい記事を書く時間がない | グロース 月165,000円 |
| まだ何が足りないのか分からない | SEO初期診断 110,000円〜/回 |
社内の担当者を育てながら進めたい場合は、記事の書き方を教えるインハウス指導も行っています。進め方はSEOライティングのインハウス指導に書きました。

どのプランが合うか迷うなら、無料の「検索&AI流入 診断」で、いま何のキーワードで表示されているかを見るところから始めてください。表示されている語が分かれば、記事を増やすべきか、直すべきかが決まります。



