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SEO対策 / 読了 約14分

WordPressのSEOプラグインおすすめ7本!評価件数と更新日で2本は外れる

AIが取り上げないサイトの特徴

WordPressのSEOプラグインを調べると、14選、9選、4選と数が合いません。出てくる名前もばらばらで、結局どれを入れればいいのか決まらないまま画面を閉じた、という人は多いはずです。

決め方そのものは単純で、総合型を1本だけ入れて、同じ機能を持っている方を止めます。WordPressは本体がcanonicalとXMLサイトマップを出していますし、テーマがmeta descriptionやOGPを出していることもあります。そこへ総合型プラグインを足すと、同じタグが2か所から出ます。

この記事では、主要7本をWordPress.orgで公開されている稼働数・評価件数・最終更新日・日本語UIの翻訳率で並べました。よく推されている2本が選考から外れます。あわせて、入れる前に自分のサイトで何を数えるか、乗り換えたときに何が消えて何が残るかも書いています。オファシムの自社サイトはSEOプラグインを1本も入れずに動かしているので、その中身も公開します。

WordPressのSEOプラグインは総合型を1本だけ入れる

WordPressのSEOプラグインは、総合型を1本だけ入れます。Yoast SEO、All in One SEO、Rank Math、SEOPress、SEO SIMPLE PACK、The SEO Framework、Slim SEOのうちの1本です。2本入れると、titleタグとcanonicalが二重に出ます。

理由は、SEOのタグを出しているのがプラグインだけではないからです。出どころは3つあります。

WordPress本体・テーマ・SEOプラグインのそれぞれが出力するタグを8項目で並べ、2か所以上から出る6項目に色を付けた図

WordPress本体は、テーマが`title-tag`に対応していればtitleタグを組み立てますし、個別ページにcanonicalを出し、XMLサイトマップを`/wp-sitemap.xml`として公開します。テーマは、meta descriptionやOGP、構造化データ、パンくずを持っていることがあります。

ここはテーマごとにはっきり違います。SWELLの公式マニュアルは「SWELL本体には、ogpタグなどのmetaタグを生成・出力する機能がありませんので、metaタグを設定できるプラグインは必須です」と書いていて、同じ作者がSEO SIMPLE PACKを別に用意しています。持たせない設計を選んでいるテーマもあれば、全部入っているテーマもあります。自分のテーマがどちらかを先に確かめないと、1本目を選べません。

プラグインを足して本当に増えるのは、記事ごとのnoindexの切り替えとリダイレクト管理の2つだけです。残りはすでに誰かが出しています。だから「何を入れるか」より先に「何を止めるか」が決まります。

SEOプラグイン7本を稼働数と評価件数、最終更新日で並べた

7本を同じ物差しで並べると、稼働数はYoast SEOの1,000万が最も多く、Rank Mathの400万、All in One SEOの200万と続きます。ただし稼働数の順と、評価の数や日本語の仕上がりは一致しません。

プラグイン稼働数評価評価件数最終更新動作確認済みWP日本語UI
Yoast SEO1,000万4.827,8202026年9月7.1.2100%
Rank Math400万4.87,5082026年9月7.1.2100%
All in One SEO200万4.75,2172026年10月7.1.268%
SEOPress30万4.81,2622026年10月7.1.274%
The SEO Framework20万4.93792025年12月6.9.97%
SEO SIMPLE PACK10万4.6142026年5月7.0.699%
Slim SEO7万4.71362026年9月7.1.260%

稼働数・評価・最終更新・動作確認済みWordPressバージョンはWordPress.orgのプラグイン情報API、日本語UIの翻訳率はtranslate.wordpress.orgの安定版の数値です。どれも増減するので、入れる直前に自分で開いて確かめてください。

Yoast SEO

稼働1,000万・評価27,820件で、7本のなかで最も使われています。日本語UIは2,611語がすべて翻訳済みです。投稿画面に出る信号機の判定が有名ですが、あれは「同じ語を本文に何回書いたか」を見ているだけなので、順位とは関係ありません。設定項目が多いぶん、触らない機能を切っていく作業が最初に要ります。

Rank Math

稼働400万で、評価4.8・7,508件。日本語UIは3,840語すべてが翻訳済みで、7本のなかで翻訳量が最も多いです。構造化データの種類を記事ごとに選べるのが特徴で、設定を機能単位でオン・オフできます。使わない機能を切れるので、全部入りが苦手な人にも向きます。

All in One SEO

稼働200万・評価5,217件。古くからある総合型で、リダイレクト管理や内部リンクの提案まで1本に入っています。日本語UIの翻訳は4,546語中3,113語で68%。管理画面の奥へ入ると英語のまま出てくる項目があります。

SEOPress

稼働30万と数は少ないものの、評価4.8・1,262件で、更新は続いています。フランスのチームが作っていて、広告や有料版への案内を管理画面に出さない方針を取っています。日本語UIは74%です。

The SEO Framework

評価4.9は7本で最も高く、動作が軽いことで知られています。ただし日本語UIの翻訳は723語中51語で7%。管理画面はほぼ英語です。最終更新は2025年12月で、動作確認済みと書かれているWordPressは6.9.9のままです。

SEO SIMPLE PACK

SWELLの作者が作っているプラグインで、設定画面が最初から日本語です。項目が少なく、迷うところがありません。そのぶん、できるのはtitle・description・OGP・ウェブマスターツールの連携までで、リダイレクト管理や構造化データの細かい指定はありません。XMLサイトマップを作る機能も持っていませんが、本体が`/wp-sitemap.xml`を出しているので、多くの場合はそのままで足ります。評価は4.6ですが、件数が14件と少なく、この平均値を判断材料にはしづらいです。

Slim SEO

稼働7万と小さいですが、設定画面をほとんど持たず、入れるだけで自動的にタグを出す設計です。日本語UIは60%。細かく指定したい人には向かず、何も設定したくない人に向きます。

評価14件と更新2025年12月、推されている2本は確かめてから入れる

初心者向けとしてよく名前が挙がるSEO SIMPLE PACKとThe SEO Frameworkは、この表のなかで2つだけ性質が違います。片方は評価の母数が小さく、片方は更新が止まっています。

SEO SIMPLE PACKの評価件数は14件です。稼働10万に対して14件なので、★の平均が4.6でも、その数字から何かを読み取ることはできません。設定画面が日本語であることは実際に使いやすく、国産テーマと組む選択肢として妥当です。ただ「評価が高いから安心」という理由づけは、この1本については成り立ちません。

The SEO Frameworkは最終更新が2025年12月で、動作確認済みと書かれているWordPressは6.9.9です。本体は7.1系が出ています。動かなくなるとは限りませんが、作者が最新版で確認していない状態が続いているということです。加えて日本語UIが7%なので、社内の誰かに引き継ぐ前提なら避けたほうが楽です。

どのプラグインでもこの2つは同じ場所で確認できます。WordPress.orgのプラグインページを開くと、右側に「最終更新」と「○○までのWordPressバージョンで動作確認済み」が並んでいます。管理画面の「プラグイン」→「新規追加」から検索した一覧にも、同じ情報が小さく出ています。

サイトマップのプラグインはWordPress 5.5以降は原則いらない

XMLサイトマップを作るためだけのプラグインは、いまは要りません。WordPress 5.5から、本体が`/wp-sitemap.xml`を出すようになったからです。

サイトマップのURLが本体・SEOプラグイン・専用プラグインで3本並立している状態と、301転送で1本に寄せたあとの状態を並べた図

困るのは、本体のサイトマップに気づかないまま足していったときです。SEOプラグインが`/sitemap_index.xml`を出し、サイトマップ専用プラグインが`/sitemap.xml`を出すと、同じ記事が3通りのURLから登録されます。Search Consoleに3本とも送ってしまうと、どれを見て判断しているのか分からなくなります。

どれか1本に寄せます。総合型プラグインのサイトマップを使うなら、本体のほうは`wp_sitemaps_enabled`フィルタで止められます。逆に本体のサイトマップを使うなら、プラグイン側の機能を切ります。サイトマップの種類と役割はサイトマップとは?3つの種類別に作り方と注意点にまとめています。

オファシムの自社サイトは本体の`/wp-sitemap.xml`を使っていて、`/sitemap.xml`と`/sitemap_index.xml`と`/sitemap.html`へのアクセスを301でそこへ転送しています。以前サイトマップのプラグインを使っていたころのURLが、Search Consoleにも外部サイトにも残っているためです。プラグインを外すと、そのプラグインが作っていたURLは404になります。 外すときは、この後始末まで含めて1セットです。

入れる前に、テーマがもう出しているタグをソースで確認する

プラグインを入れる前に、いま自分のサイトが何を出しているかを数えます。記事ページを1枚開いて、ソースの中の9項目を数えるだけです。

titleからサイトマップまで9項目を順に数え、どれも1個であることを確認する手順の図
  1. 記事ページを開き、ページのソースを表示する(Macは`⌘`+`option`+`U`、Windowsは`Ctrl`+`U`)
  2. `⌘`+`F`または`Ctrl`+`F`で`<title`を検索し、件数を見る
  3. 同じ要領で`name=”description”`、`rel=”canonical”`、`name=”robots”`、`og:title`、`og:image`、`twitter:card`、`application/ld+json`を数える
  4. `https://自分のドメイン/robots.txt`を開き、`Sitemap:`の行が何本あるかを見る

どれも1個であれば問題ありません。2個あった項目は、テーマ側かプラグイン側のどちらかを止めます。 ターミナルを使えるなら、`curl -s “https://example.com/” | grep -c ‘rel=”canonical”‘`のように数えたほうが早いです。

参考に、オファシムのコラム記事1ページを数えるとmeta descriptionが1個、canonicalが1個、og:titleが1個、twitter:cardが1個、構造化データのJSON-LDが1枚です。JSON-LDの中身は`@graph`に4件入っていて、Organization(LocalBusinessを兼ねる)・WebSite・BreadcrumbList・Articleです。構造化データは、プラグインが出していてもテーマが出していても、ページに1枚だけあれば足ります。

内部の改修をどこまで自社でやり、どこから外注するかの線引きは、SEO会社の選び方で見積を4つに割るで整理しています。

オファシムの自社サイトはSEOプラグイン0本で動かしている

このサイトは、SEOプラグインを1本も入れていません。

ノートパソコンでアクセス解析の画面を開いている様子

代わりに、テーマのなかにSEOの処理を1,493行書いています。やっていることは、titleタグ、meta description、canonical、OGP、構造化データ、robots、本体サイトマップのカスタマイズ、そして`/llms.txt`の出力です。総合型プラグインが持っている機能とほぼ同じです。

細かいところでは、meta descriptionの長さを文字数ではなく全角換算の表示幅で測って、120幅で切っています。`mb_strlen`は半角の英数字も1文字と数えるので、英語まじりの文章だと検索結果での見え方とずれます。「SEO」は3文字ではなく全角1.5文字ぶんの幅しかありません。

ただし、この作り方を人に勧めてはいません。 テーマに書くとテーマを替えたときに全部消えますし、設定画面がないので書いた本人以外が触れません。サイトの制作と運用を自分たちで続ける前提だから成り立っています。内部の作りを直す仕事そのものは内部SEO対策として受けていますが、そこでも多くの場合はプラグイン1本で足ります。

もうひとつ正直に書いておくと、自社にも使っていないプラグインがありました。Table of Contents Plusが有効のままですが、記事の目次はテーマが出しています。15本を数え直すまで気づきませんでした。棚卸しをすると、たいてい1本か2本は出てきます。

乗り換えで消えるのは記事ごとのSEO設定、残るのはデータベース

SEOプラグインを別のものに替えるとき、止めた瞬間に消えるものと、消えずに残るものが分かれます。ここを知らないまま削除すると、全記事のtitleがテーマの既定の形に戻ります。

SEOプラグインを止めたときにページから消える6項目と、データベースに残り続ける3項目を並べた図

ページから消えるのは、記事ごとに書いたSEOタイトル、meta description、noindexの指定、OGPの画像とテキスト、構造化データ、そのプラグインで作ったリダイレクトです。一方で、入力した文字そのものは`wp_postmeta`や`wp_options`、プラグインが作った専用テーブルに残ります。表に出なくなるだけで、データは消えていません。

残るからこそ、別のプラグインへ読み込めます。ただしどこから読み込めるか、どうやって消すかは製品ごとに違います。

プラグイン他社の設定を読み込める範囲削除するときのデータの消し方
Yoast SEORank Math、All in One SEO、The SEO Framework、Squirrly SEOなど7製品の手順を公開自動では消えない。`wpseo`と`wp_yoast`を含む行をデータベースから手で消す
Rank MathYoast SEO、All in One SEO、SEOPress自動では消えない。`rank_math_clear_data_on_uninstall`フィルタを有効にしてから削除する
All in One SEOYoast SEO、Rank Math、SEOPressの3つだけ設定画面の「Uninstall AIOSEO」をオンにしてから削除する
SEOPressYoast SEO、All in One SEO、Rank Math、The SEO Framework、Slim SEOなど12製品`wp-config.php`に`define(‘SEOPRESS_UNINSTALL’, true);`を書いてから削除する

出どころは各社の公式ドキュメントです(Yoast/Rank Math/All in One SEO/SEOPress)。YoastもRank Mathも「削除してもデータベースからは消えない」と明記していて、消したい場合の手順は別に用意されています。

読み込みでひとつ落とし穴があります。前のプラグインがインストールされたままでないと、読み込み元として検出されません。 All in One SEOの公式ドキュメントは、すでに削除してしまった場合は「有効化しない状態で入れ直す必要がある」と書いています。The SEO FrameworkやSlim SEOから乗り換える場合は、Yoast SEOとRank Mathに手順が無いので、SEOPressを経由するか手で入れ直すことになります。

だから手順は、入れ替えてから止める、の順になります。

  1. 現行のプラグインの設定画面を開き、スクリーンショットで控える
  2. 新しいプラグインを入れ、インポート機能があれば先に読み込む
  3. 記事ページのソースで、前の章の9項目が二重になっていないか数える
  4. 二重が無いことを確認してから、前のプラグインを停止する
  5. サイトマップのURLが変わる場合は、旧URLから新URLへ301を設定する
  6. 削除は数日おいてからにする(戻す可能性が消えてから)

残ったデータを消すかどうかは、急ぎません。記事数が数百ある程度では、データベースの大きさに影響しません。消すならバックアップを取ってからにしてください。

AI検索向けをうたうSEOプラグインを入れても、引用は増えない

AI検索への対応をうたうSEOプラグインが増えています。Squirrly SEOはWordPress.orgでの表示名が「GEO Plugin by Squirrly SEO」に変わりました。llms.txtを作る機能も、いまはYoast SEO、All in One SEO、Rank Mathが持っています。

ただ、Googleの生成AI検索向けの最適化ガイドは、AI専用の仕掛けは要らないと書いています。llms.txtのような専用ファイルも、文章を細かく区切る作業も、AI向けの独自の構造化データも不要で、やることは通常のSEOと同じだという立場です。

作っている側も同じことを書いています。GEO Plugin by Squirrly SEOの説明文には「どんなツールも引用を保証できない。このプラグインは引用が起こりうる状態を整えるだけだ」とあります。つまりプラグインで足せるのは、これまでどおりのtitle・description・構造化データまでです。

オファシムも自社サイトに`/llms.txt`を置いていますが、主要な施策には置いていません。AI検索で引用されるかどうかを決めているのは、そのページにしか書いていない内容があるかどうかです。この領域の整理はLLMOとはAIに推薦される会社になる対策とAEO対策におけるLLMs.txtと構造化データに分けて書いています。

おすすめは「テーマを見てから1本」で決まる

結論は2つに分かれます。

テーマがmeta descriptionとOGPを持っていない場合は、総合型を1本入れます。Yoast SEOかRank Mathです。どちらも日本語UIが100%で、評価件数が7,000件を超えていて、更新が続いています。設定項目の多さが苦にならないならRank Math、情報を探しやすいほうがいいならYoast SEOです。

テーマがすでに持っている場合は、テーマ側を使い続けて、足りない機能だけを別のプラグインで補います。記事ごとのnoindexとリダイレクト管理の2つです。総合型を入れるなら、テーマ側のSEO機能を先に切ってください。

どちらにしても、入れたあとにソースで9項目を数えるところまでが作業です。プラグインを入れただけで順位は動きません。動くのは、そのページに書いてある内容が変わったときです。

内部の作りに原因があるのか、それとも記事の中身なのかを切り分けたい場合は、SEO初期診断で課題の一覧と優先順位、改修箇所の見積をお渡ししています。費用は110,000円〜、契約から2〜3週です。何から手を付けるか決める前の段階なら、流入キーワードの一覧をお渡しする無料の診断もあります。

— FAQ

よくある質問

5件

WordPressにSEOプラグインは必ず必要ですか

必須ではありません。WordPress本体がtitleタグとcanonical、XMLサイトマップを出していて、テーマがmeta descriptionやOGPを持っていることもあります。プラグインを足して増えるのは、記事ごとのnoindexの切り替えとリダイレクト管理の2つです。まず自分のサイトのソースで何が出ているかを数えてから決めてください。

SEOプラグインを2つ入れると何が起きますか

titleタグ、meta description、canonical、OGP、構造化データが二重に出ます。どちらの設定が使われるかは、プラグインがどの順番で処理されるかで変わるため、設定したつもりの内容が反映されないことがあります。総合型は1本までにしてください。

SEO SIMPLE PACKとYoast SEOはどちらがおすすめですか

設定画面が最初から日本語で、項目が少ないほうがいいならSEO SIMPLE PACKです。リダイレクト管理や構造化データの細かい指定まで1本で済ませたいならYoast SEOです。ただしSEO SIMPLE PACKはWordPress.orgの評価が14件と少なく、★の平均を判断材料にはできません。

SEOプラグインを入れれば検索順位は上がりますか

上がりません。SEOプラグインは、titleやmeta descriptionを入力できるようにする道具です。入力欄が増えるだけで、何を書くかは変わりません。順位が動くのは、検索している人が探している内容がそのページに書かれたときです。

サイトマップのプラグインは入れなくていいのですか

入れなくてかまいません。WordPress 5.5から、本体が`/wp-sitemap.xml`としてXMLサイトマップを出しています。SEOプラグインもサイトマップを出すので、専用プラグインを足すと同じ記事が3通りのURLから登録されることになります。どれか1本に寄せてください。

Author

森田友大 代表取締役

株式会社オファシム 代表取締役。2017年に福井で同社を創業し、SEO対策・AI検索対策・SNS運用支援を手がける。

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