こんにちは、株式会社オファシムの宮田です。
Twitterなどですっかり話題になっていますが、3月12日〜13日にGoogleのコアアップデートがありましたね。個人ブログの順位が1〜5割下落した方や、逆に上昇した方など、大きな順位変動がありました。
弊社でもコンテンツSEOとして、ライティングを行なっているサイトがいくつかあるのですが、自然検索、表示回数ともに多くのサイトが上昇しています。
こちらオファシムのサイトの自然検索でのクリック率をグラフにしたものですが、赤い四角で囲った通り、コアアップデート後から上昇しています。
なので、今回はコアアップデートの影響と、オファシムでの順位変動への対策、実績についてお話しします。
なぜ順位が下落したのか
まず、「なぜ順位が下落してしまったか」に関してですが、現在の検索エンジンのほとんどがGoogleのものを使用しています。そしてこのGoogleは一年に2〜3回程度コアアップデートと呼ばれる検索アルゴリズムの更新を行なっています。この更新が原因でサイトの順位などが大きく変動してしまう。ということです。
ではそのコアアップデートとはなんなのか。についてのお話から先にしていきます。
コアアップデートとは?
コアアップデートとは、コアアルゴリズムアップデートの略で、Googleが行う検索アルゴリズムの更新のことです。以下GoogleのTwitterからの内容ですが、
This week, we released a broad core algorithm update, as we do several times per year. Our guidance about such updates remains as we’ve covered before. Please see these tweets for more about that:https://t.co/uPlEdSLHoXhttps://t.co/tmfQkhdjPL
— Google SearchLiaison (@searchliaison) March 13, 2019
和訳すると、
「今週(13日の週)に、年に数回行なっているコアアルゴリズムのアップデートをリリースした。このアップデートの詳細は以前のものを参照して欲しい」
との内容になっています。その以前のものに関してですが、これも様々な情報が記載されていますが、重要だと思われるのが、
Sometimes, we make broad changes to our core algorithm. We inform about those because the actionable advice is that there is nothing in particular to “fix,” and we don’t want content owners to mistakenly try to change things that aren’t issues…. https://t.co/ohdP8vDatr
— Google SearchLiaison (@searchliaison) October 11, 2018
この後ろの内容です。こちらも和訳をすると、
「時々、私たちはコアアルゴリズムに幅広い変更をする。とりわけ修正する必要のないものについて、また、コンテンツの所有者に問題にならないことを変えようとして欲しくないことを通知します。」
という内容です。
よく、記事を書く方にはわかるかもしれませんが、記事をリライト(修正)をすることはよくあることです。Googleはコアアップデートにより、残った記事に対して、リライト、つまり修正する必要は無い。ということを伝えています。
なぜ順位が落ちたのか。つまり、それは順位が下落した記事に関して、Googleは修正するべき内容があるとアップデートにより伝えていることになります。
順位を上げるためオファシムでしている対応策
では、順位を上げるためには何をしていかなければならないのか。オファシムで行なっていることをご紹介します。
ユーザーファーストを徹底する
オファシムがコンテンツを制作する上で必ず意識して行なっていることは、ユーザーファーストを徹底しています。コンテンツを制作して、その先には必ず読者がいます。この読者に訪れてもらって、初めてコンテンツの目的が達成です。どんな人に読んでもらうのか、それを徹底的に考えて、ようやくスタートラインです。
以下記事で、具体的にお話していますので、お時間ある方はぜひ。
日々のコンテンツの質を上げ続ける
現在、これなんだろう?わからない。。。という内容もネットで検索すればすぐにわかる時代になっています。つまり、記事コンテンツも溢れているということです。もちろん、すでにある内容と全く同じ内容のものを制作しても全く意味がありません。
では、どうするべきか、オファシムでは日々のコンテンツの質を上げることに注力しています。例えば、通販サイトの商品について、わからないことがあればクライアントに連絡して聞いたりと、疑問に思ったことを記事にしたりと、質を上げてGoogleのアルゴリズムに評価してもらうといった制作を行なっています。
ユーザーファースト+検索エンジンファースト
昨今のSEO対策で叫ばれている「ユーザーファースト」を軸にした“Contents is King”の考え方。これは、「コンテンツがしっかりしていれば(良質なコンテンツならば)自然検索順位の向上が見込めるので、ユーザーに最適な記事コンテンツを作成しましょう」という考え方ですね。
しかし、ここでいう良質なコンテンツというのはどういったコンテンツでしょう?ユーザーが見て満足してくれるコンテンツを作成することは当然ですが、まずは検索結果に表示されなくては意味がありません。一般的に、検索結果に表示されないコンテンツをユーザーが探すことは出来ませんからね。
「ユーザーファーストな記事を書くのに、ユーザーに満足してもらうだけではダメ?」
一見して矛盾しているように思える見解ですが、しっかりと基準・順番を決めてコンテンツの制作を行わなければいけません。ユーザーがコンテンツを見るためには、まず検索結果に(上位に)表示されることが必要。その上で、ユーザーファーストな内容でユーザーに満足してもらう。これが、オファシムが軸にしている考え方です。
さらに、自然検索で上位表示を果たすためにはユーザーに必要とされるコンテンツが必要。そのため、検索結果で上位に表示されるため、オファシムでは徹底的なリサーチをもとに記事コンテンツの作成を行っています。
検索エンジンだけに目を向けた小手先のSEO対策ではなく、ユーザーファーストだけを意識した調査資料のようなコンテンツでもなく、オファシムで行っているコンテンツSEOは「ユーザーファースト、かつ検索エンジンファースト」な施策です。
Googleが掲げる10の事実に則ったコンテンツ制作
検索エンジンはGoogleのもの。ということは、Googleが掲げている基準があれば、その基準に従ってコンテンツ制作を行うことにより検索結果の上位表示が望めますね。
「検索エンジンのアルゴリズムはブラックボックスになっているので、誰もわからない」という方もいますが、実はGoogle側からしっかりとした10の基準が設けられています。私たちは、その10の基準を考慮しつつ、検索エンジンに最適化され、ユーザーにも満足されるコンテンツ制作を行います。
簡単に、Googleが掲げているコンテンツの基準を挙げます。
- ユーザーに焦点を絞れば、他のものはみな後からついてくる。
- 1 つのことをとことん極めてうまくやるのが一番。
- 遅いより速いほうがいい。
- ウェブ上の民主主義は機能する。
- 情報を探したくなるのはパソコンの前にいるときだけではない。
- 悪事を働かなくてもお金は稼げる。
- 世の中にはまだまだ情報があふれている。
- 情報のニーズはすべての国境を越える。
- スーツがなくても真剣に仕事はできる。
- 「すばらしい」では足りない。
つまり、この基準に沿ったコンテンツを作成し、サイト運営をすることでGoogle検索エンジン内での高い評価を得られるということです。
オファシムの実績
導入部でご紹介したこのオファシムのサイト以外でも、順位が上昇しているサイトがありますので、ご紹介します。
インテリア通販サイト内でのコンテンツSEO
インテリア販売サイトを運営しているクライアントから、サイトの自然検索順位を上げたいというご要望を頂きコンテンツSEOを施しているサイトです。通販サイトと同一ドメイン配下にコンテンツページを作成し、別のWordPressで動かしている形になります。
弊社にてマーケティングリサーチを行いつつ、検索順位を向上させるキーワードを選定し、ビッグキーワードでの上位表示を目指している状態です。
他社様にて作成された既存コンテンツがあったため、サイトの内部修正から行なっています。弊社でSEO対策を始めてから徐々に順位が上がり、コアアップデートを受け一気に検索順位が上昇しました。
ビッグキーワードでの上位表示も果たせたため、ユーザー数が増え、自然検索からの販売が増加している事例です。
家具販売サイトの自然検索増加依頼
こちらも同じくインテリア関連を販売しているクライアントです。
現在広告でサイトへのアクセスを集めているのですが、「将来的に広告費用を削減していき、自然検索からの販売に注力したい。」とのことでご依頼を受けました。サイト全体をWordPressで作成されているので、ドメイン直下のディレクトリにてコンテンツSEOを行なっております。
狙うキーワードは一部インテリアのカテゴリキーワード。インテリア関連なので検索ボリュームも大きく、一般的に言われるビッグキーワードばかりです。サイトの設計から見直し、コンテンツSEOの土台を作ってからスタートしました。
開始から半年も経っておらず、記事数こそ少ない状態ですが自然検索の上位表示を果たせています。さらに、今回のアップデートを受け対象となるビッグキーワードでは最上位を獲得できている状態。
自然検索からの販売数も伸び、クライアント様からも感謝の声を頂きました。今後は対象キーワードの範囲を広げつつ、サイト全体のブランディングを行なっていく予定です。
SEO対策をしっかりと考えた上での記事制作を
一例でしたが、オファシムが行なっている、順位を上げるための対応策とその実績についてのご紹介でした。今回のコアアップデートで順位の下落してしまった企業様は一度、今回お話した内容を振り返って、記事をリライトしてみてはいかがでしょうか?
オファシムではSEO対策に関して多くのご相談を頂くのですが、やはり多くのサイトで設計段階からの見直しが必要となります。「SEO対策」という言葉だけが一人歩きし、
記事を書けば検索順位が上がる
と思い込んでいる方も多い様子…。
正直、今の検索エンジンに対して記事作成だけで上位表示を果たすのは難しいです。サイトのソースコードやリンク構造、全体の設計を最適化させることが大前提。その上でGoogleに評価されるコンテンツを作成し、ドメイン全体で順位を上げることが必要です。
記事を書くことがSEO対策ではありません。あくまでも、サイト全体を検索エンジンに最適化させることがSEOです。
また、こちらでも、コンテンツSEOについてお話していますので、ぜひ読んでみてください。
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