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地震発生時にあなたはどうする?発生中・発生直後・移動中のやるべき&NGなこと

2018年6月18日(月)07:58に、大阪府北部でM6.1/震度6弱の地震が発生。それ以降、余震や二次災害への注意を促しているニュースがたくさん流れています。

福井県は嶺南で震度4、嶺北で震度3を観測しました。嶺北に住むわたしは朝の身支度中で、テレビから流れる緊急地震速報を見て思わず子供にしがみついてしまいました。

「大地震が発生!」

防災セットなどを購入して地震に備えることはできるものの、実際に起きたあとは何をすべきなのか。と、悩むばかり。

そこでここでは、

「いざというとき、わたしは何をすればいいの?」

と不安なあなたへ。消防庁「防災マニュアル」、東京都総務局「東京防災」を参考に、地震の発生時にやるべきことを紹介していきます!

地震発生中はむやみに動かない

屋内(自宅・職場)

indoor

自宅では、丈夫な机・テーブルなどの下へ行き脚をしっかりと握ります。近くにあるクッション・枕・ぬいぐるみなどで頭を守り、揺れがおさまるのを待ちましょう。

食器棚や冷蔵庫など、棚類が倒れてきます。中身が飛び出てくる可能性もあるので、その場から離れるように。また、割れやすい窓ガラスの近くにも行かないように。

揺れが小さければ、出入口を確保するために窓や扉を開けましょう。

キッチン

コンロの前にいる場合はすぐに消火。それ以外は調理器具や換気扇類が落下してくる危険があるので近づかないようにしましょう。

入浴中

浴槽の中では、フタ・桶などをかぶって頭を保護。揺れが収まるまで待ち、タイル・鏡の破損によるケガに注意です。

就寝中

布団・ベッドなど寝具の上には、何も落ちてこないような間取りがベスト。窓には、カーテン・ブラインド・割れにくいガラス(ペアガラスなど)を使い、ケガを防ぎましょう。

枕元には、懐中電灯・モバイルバッテリー・スリッパなどを置き、いつでも避難できるように心がけておくと安心して眠れます。

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屋外・乗り物

Outdoors

住宅地・オフィス街

ブロック塀をはじめ、石塀・看板・ネオンサイン・電柱・自動販売機などが転倒し、屋根瓦・窓ガラス・ベランダの上のエアコン室外機・プランターなどが落下します。強い揺れを感じたらその場から離れ、頭上に注意しましょう。

運転中

揺れている最中は、しっかりとハンドルを握って徐々にスピードを落としましょう。揺れが収まるまでは車外に出ず、テレビ・ラジオ・スマホで情報を入手。ハザードランプを点灯させて追突の危険性を低くします。

鉄道・地下鉄・新幹線・バス

座席に座っている場合は姿勢を低く、立っている場合は吊り革・手すりをしっかりと握って転倒を防ぎます。新幹線は早期地震検知警戒システム(ユレダス)が作動して緊急停車。バスは危険回避のために急ブレーキを踏まれることがあります。

発生直後は周囲を確認してから行動

地震の揺れがおさまったら、とりあえず深呼吸をしてまわりの状況を把握。身の安全を確認してから行動します。

避難の必要性を判断

 

Evacuation

状況を知るため、テレビ・ラジオ・役場の防災無線などから正しい情報を得ましょう。SNSや人のうわさはデマの可能性があり、信憑性に欠けています。避難指示・避難勧告等がなくても、自分の周辺に危険があれば迷わず避難しましょう。

自宅・キッチン

揺れが収まっても、棚・棚の上にあるものが徐々に落ちてくる可能性があります。頭上を確認しつつ、足元の割れた食器・ガラスにも注意。

コンロで出火したら、落ち着いて消火器で初期消火にあたります。天井まで火が広がって火災になった場合は、自分や隣人に声をかけて消防隊・消防団へ助けを求めましょう。

スーパー・デパート

公共の場では、係員の指示にしたがって行動を。あわてて出口・階段へ行くと混雑してケガをする恐れがあります。

エレベーター内に閉じ込められたら、「非常用呼び出しボタン」等で連絡を。すべての階のボタンを押し、はじめに止まった階で降りるのが原則。ただ、あわてずに停止した階の状況を見てから降りるようにしましょう。

海岸

Coast

津波の危険があるので、近くの高台や3階建ての建物へ避難。海水浴中はライフセーバーの指示に従って避難しましょう。

地下街・地下鉄

地下街では、60mごとに非常口が設置されています。1つの非常口に殺到せず落ち着いて。停電になっても非常照明がつくまでむやみに動かないようにしましょう。

地下鉄は、震度5弱程度の揺れを観測した場合に運転を停止します。線路途中なら安全を確保後低速で最寄りの駅へ。乗務員の指示にしたがって行動します。

移動・避難所へは万全の備えを

Evacuation

いつもと違うところに注意

切れたり垂れ下がっている電線、ひび割れたビルからの外壁・タイル、曲がった電柱、道路下からの噴水など、いつもと違った景色が広がっているかもしれません。むやみに近づくと、感電したりケガをしたり命を落とす危険があるので注意。

自宅を出る前に

避難をすることになったら、電気のブレーカーを切ってガスの元栓を閉めます。自分・家族の安否情報、連絡先、避難先のメモを残して玄関のカギをかけて外へ。伝言板・SNS(Twitter・Facebook・Instagram・LINEなど)を使って、避難を投稿するのもアリです。

運転中だったら

停車後は、エンジンを切り周囲を確認してから車外へ。車のキーをつけたままにし、ドアをロックしない(半ドア)状態で窓を閉めます。

フロントガラスなど、連絡先を見えるところに書いて、車検証・免許証などの貴重品をもち徒歩で避難。高速道路には約1kmごとに非常口が設置されています。

【注目】NGな行動まとめ

NG

このように、地震が発生したらやるべきことはたくさん!まずは、身の安全を第一に確保して、二次被害に遭わないように慎重に行動するのがベストです。

地震発生後は、「やるべきこと」に加えて「やってはいけないこと」を知っておくと良いでしょう。

以下にまとめておくので、ご参考に。1つでも覚えておくと安心です!

行動 理由
あわてて外へ飛び出す 思わぬケガ・事故
素足で歩く 陶器・ガラスの破片を踏む
車に乗って移動 緊急車両の妨げになる
不要不急の電話連絡 回線が混雑し重要な連絡ができなくなる
海岸付近へ戻る いったん波がひいても大津波がくるかも
樹木・看板に接触している電線を触る 感電する
電車を勝手に降りる 感電。高圧電線が線路脇にある
エレベーターに乗る 閉じ込められる
電気のスイッチにさわる 火災・爆発

おまけ:地震雷火事親父の「おやじ」は「ちちおや」ではない

ちょっと古い言葉かもしれませんが(笑)

地震と聞くと、いつも思い出すのが怖いものの順番を表す言葉「地震雷火事親父」。

  • 地震
  • 火事
  • 親父

この4つめの「おやじ」は「あ~お父さん怖いもんなぁ~」という風に納得していました。実は、本当の漢字は「大山風(おおやまじ)」「大風(おおやじ)」という説があるのだとか。「やまじ」「やじ」が「おやじ」と略されちゃったということですね。

どちらにしても、怖いのは事実かもしれませんが(笑)それでも、1番目の「地震」には、雷や火事よりももっと怖いものだという意味が込められているんですね。

日本全員で正しい知識を深めたい!

福井県では、1948年(昭和23年)6月28日に最大震度6の福井地震が発生。それ以来、目立った大地震は起きていません。平成元年生まれのわたしは大地震の経験がなく、そのほかの自然災害でも避難した経験がありません。

我が子の保育所では毎月1回避難訓練が実施されています。子供のころは地震などの災害について準備や対策を教えてもらえたけど、大人になってからは特に何もなく、忘れかけていました。

今回の地震を受けて、日本全国に住む全員が地震に対する知識をもっと増やしてほしいと感じました。

▼防災セットを1つ用意しておくと安心です!

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