BLOG

Webコンサルティングを仕事にしている僕が考える、コンサルティングとアドバイスの違い。

Webコンサルティングを仕事にしている僕が考える、コンサルティングとアドバイスの違い。

consulting-advice

こんにちは、オファシムの森田です。

最近、クライアントとの会話の中で「コンサルティングとアドバイスって結局のところ何が違うんですか?」なんて話が出てきました。

確かに、コンサルティングという名目で人の話を聞くだけの人もいますし、アドバイスという名目で要望だけを伝える人もいますよね。そう思うと、それぞれの明確な線引きができていないのかもしれません。アドバイスは無料でコンサルティングは有料?

そこで今回は、福井県のクライアントから「ヒゲにでっかいピアスのWebコンサルさん」と呼ばれている僕が感じた

  • コンサルティング
  • アドバイス

それぞれの違いについてご紹介します。

一般的には有料がコンサルティング、無料がアドバイス?

有料コンサルと無料アドバイス

一般的にコンサルティングというと少し大きな規模を想像しませんか?アドバイスと言われると「ちょっとした話に乗ってくれる。」程度を想像しますが、コンサルティングってなんだか仕事っぽいイメージを受けますよね。

調べてみると

  • コンサルティング:専門知識をもった人が、その人のリソースを割いてクライアントのサポートをすること。
  • アドバイス:相手の悩みに合わせた返答をすること。助言。

といった感じ。確かに、コンサルティングとなるとリソースもかかりますし費用が発生するのは当然かもしれません。アドバイスはそれのライトな感じって印象。

コンサルティングは手助け有り、アドバイスは手助け無し

また、リソースの部分(費用がかかる)で考えてみるとコンサルティングはアドバイスよりも上級なものを求められます。

コンサルやアドバイスをする人のことをA、そのサービスを受ける方をBとするならば

  • A&Bがコンサルティング
  • AtoBがアドバイス

といった意見も見受けられました。

コンサルティングというのは、意見を言うだけではなくクライアントと一緒になって物事を解決していく仕事のことを言います。そのため、A&B。「一緒になってクリアしていこう。」と言う姿勢を持つのがコンサルティング。

反対にアドバイスというのは意見を伝えること。クライアントが困っていることに対して「私ならこうする。」「こういうやり方もいいんじゃない?」といった自分なりの意見を伝えるのがアドバイス。そのためAtoBと表記。

確かに、コンサルティングという名目でお金をいただくのであれば、クライアントと一緒になって課題をクリアしていかなければいけません。クライアントとしてもコンサルタントに対して求めているのは、意見ではなく、その結果でしょう。

こう調べてみると、それなりに線引きできているように感じますね。

僕が感じているコンサルティングとは、リサーチ力と行動力

コンサルティングはリサーチ力と行動力

上の記述は僕が調べた内容に対して、個人的な意見を交えたものです。しかし、福井県でWebコンサルティングを行なっている僕も自分なりに気をつけているポイントがあります。

それが、リサーチ力行動力

コンサルティングのリサーチ力

僕の中で、コンサルティングとアドバイスの大きな違いはこのリサーチです。

コンサルティングという名目で仕事をする以上、クライアントの悩み・疑問を100%に近い形で解決するため徹底的にリサーチを行います。クライアントの困りごとだけではなく、その先の行動も把握して提案できるようにします。

  • クライアントの悩み・疑問・問題点
  • それを解決する方法・解決策
  • その方法を取った結果の仮定
  • 効果検証の方法
  • 効果をパターン分けした後のアクション

などをリサーチ、考察し続けます。周りから「そこまで考える?」と言われることもありますが、コンサルティングをする以上、徹底的にリサーチしなければ適切な判断ができないと思っています。リサーチを徹底することで、その後のプランを組み立てることもできますし行動へ移すのも早くなりますしね。

逆に、アドバイスをする時はそこまでのリサーチは行いません。というか、事前にそこまで込み入った内情を聞かずに本人と会うことがほとんどです。その場で言われた問題に対してジャストアイデアで返答するのが、僕なりなアドバイス。

コンサルティングは事前リサーチを徹底的に行い、プランを組み立てる。

アドバイスは問題提起に対しての返事をする。

こう考えてみると、意外と自分の中では線引きしているのかもしれません。

コンサルティングの行動力

リサーチに加え、もう一つ気をつけているポイントが行動力。つまり、リサーチした内容をどれだけ行動に移せるのかということです。

僕は、コンサルティングという名目でお仕事をさせていただく時には、自分も積極的に行動するよう気をつけています。先ほどもお話ししたようにコンサルティングはA&B。クライアントと一緒になって課題をクリアすることを意識します。

必要なものがあると感じれば僕が作りますし、データが必要であれば自分で調べます。クライアントに対して投げやりになるのではなく、自分の行動で一緒に課題をクリアできるように動く。

結局のところ、目の前の疑問・問題点を解決することが目的ではなく、クライアントの目標を一緒に達成する。それが僕が考えるコンサルティング。

逆にアドバイスの場合は、ある程度投げやりになっているかもしれません(笑)
聞いた課題に対して、その時に考えられる解決案を提示しますが、その行動を起こすことはしません。「こうした方がいいと”僕は”思いますよ。」「”僕だったら”こうしますよ。」という自分本位な意見になっていることがほとんど。

なんだか、僕のアドバイスってかなり冷たいのかもしれませんね…。でも、それもコンサルティングとアドバイスのはっきりとした線引きのために気をつけているポイントです。

両方をごっちゃにすると、「コンサルティングとして関わらせていただいているクライアントに対して、失礼に当たるのかなー。」なんて悪い気もしますし。

コンサルティングは行動、アドバイスは意見

今回、改めてコンサルティングという仕事に対して自分なりに考えてみました。その中で僕が意識できているのは

コンサルティング:クライアントの目標に対してのリサーチをして、行動に移す。クライアントと一緒に目標達成すること。

アドバイス:クライアントの疑問に対して、自分が解決できるであろう意見を述べること。

という違いですね。

オファシムとして、Webコンテンツ作りのコンサルティング、SEO対策コンサルティング、Web全般のコンサルティングなど色々なお仕事をいただいていますが、これからもこのリサーチ力と行動力に気をつけながらお仕事していきたいと思います。

何よりもクライアントの目標を達成できるよう、最善の策を考え、それを行動に移す。ここだけでも意識してコンサルティングを続けていきます。

お問い合わせはこちら