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銀行の『待ち時間』が短い日・すいている時間帯。元銀行員がお話します!

銀行の『待ち時間』が短い日・すいている時間帯。元銀行員がお話します!

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はじめまして!OFASIMのWebライター伊藤と申します^^

実はわたし、2017年6月に設立したOFASIMでお仕事をする以前は、地元の地方銀行に約8年間勤めていました。そこで、ここでは銀行に関する知っているようで知らないようなことを、皆様にちょっとでも伝えられたらいいな~と考えています。

インターネットバンキングが普及して、口座の入出金・振込・定期預金の解約などいろいろなことがスマホやPCでできるようになりました。窓口へ足を運ぶ人が減ったことを懸念して、24時間窓口をあけていたり休日相談会を実施したりと各金融機関がさまざまな対策を行っています。

とはいえ、ATMじゃできない大口(300万円以上)の現金や振込、社員への給与支払い、硬貨・新札への両替、資産運用の相談など、窓口へ行かないと手続きできないことはたくさん。

銀行の窓口って午後3時までしか営業していないので、仕事のお昼休憩の間に急いで行く人や、朝1番に並んで開店を待っている人がたくさんいらっしゃいます。

自分の順番が来るまでソワソワ・・・手続きが終わるまで時計を何回も見る・・・なんてこと、あるのではないでしょうか。お昼ご飯を食べ損ねた!なんてことも。

銀行のすいている日・時間帯は、ズバリ「ごとおびを避けた火曜~木曜の午前中」!では、その理由をお伝えしていこうと思います!

※混雑状況は、その日の天候・地域・銀行の規模によってさまざまなので、100%正確なものではありません。

銀行が混雑しにくい日

Not crowded

銀行が混み合う日には、ある一定の決まりがあります。その日を避ければ待ち時間が短くてすみ、イライラ・ソワソワ・慌ただしい!なんてこともなくなります。

ごとおび・月末・実質の月末

毎月「5」の倍数の日は、「ごとおび」「ごとび」と呼ばれていて窓口が混雑します。なぜなら、会社同士の取引の締め日や給与支給日などが集中するため。お給料の出る日が25日や10日だったり、クレジットカードの引落日が10日だったりしますよね。それが関係しているんです。

また、月末の31日も同じように締め日として指定している企業が多いため、窓口が混みやすくなります。

今日は月末だから1日に行こう!と考えたあなた。実はちょっとした注意が必要なんです。というのも、31日が休日だった場合は翌営業日にずれて1日が実質の月末になるため。30日・31日が土日祝日の場合は、2日まで待ったほうが良いでしょう。

年金支給日:偶数月の15日

年金支給日は、2・4・6月など偶数月の15日と決まっています。つまり、その日は銀行の窓口にお年寄りがたくさんいらっしゃる日。ATMを使えない人や、年金が入るのを待っていた人がこぞって窓口に集まります。支払伝票の書き方がわからない人など、手続きに時間がかかるのもこの日。来店人数が多くなくても1人あたりの手続き時間が長くなるので、混雑します。

賞与支給日:6月30日・12月10日

公務員のボーナス日は、夏6月30日と冬12月10日。その日がお休みの場合は前営業日です。賞与支給日は企業によってさまざまですが、特にこの日は混雑します。一気に入る金額が高いだけに、普通預金へ入れておくのはもったいないと感じるのでしょう。期預金へ移しかえたり投資信託・保険をしたりして資金をうまく活用させる人が多いんです。

単純な入出金の手続きと違って、口頭での説明・たくさんの書類・事務処理に時間のかかる手続きは、人員をとられます。もちろん、窓口ではなく隣のローカウンターへ移動してもらいますが、それでも混雑するので賞与支給日は避けた方が無難です。

大型連休:GW・お盆休み

5月のゴールデンウイークや8月中旬にあるお盆休み。カレンダー上の休日でない限り銀行は営業しています。実は、連休中は普段処理数が少ない事務が多くなります。手続きに時間がかかるんですね。休みの日だからこそ、いつもなら絶対に行けない銀行へ足を運ぶ人が多いんです。

たとえば、地元に帰ってきたついでに、親御さんが自分のために貯めていたお金を自分名義へ。紛失したキャッシュカードの再発行。長い間使っていない口座の解約。どれも、窓口へ来ないとできない手続きです。お盆中は一見さんが多いので、銀行員もちょっとだけ緊張しています。

年末年始

銀行は、12月30日までが営業日。年末年始は、28日ごろから休みに入ったサラリーマンや公務員さんが銀行へ来店します。また、みなさんがお年玉の準備をし始めるのもこの時期。新札へ両替をする人が、普段とは比べものにならないほどたくさん来店します。

支店によっては、新札両替専用の窓口を設けるほど。銀行は、新札が不足しないように事前にしっかりと準備するのですが、それでも5千円札は発行枚数が少ないので早めになくなってしまいます。支店ごとに新札枚数の制限があるので、不足するのってどうしても避けられないんですよね。・・・と話がずれましたが、1年のなかで1番混むと予想されているのが年末年始です。

銀行が 混雑しにくい時間帯

Time zone

さて、銀行がすいている時間帯はいつでしょう?わたしは、「朝イチ」だと思います。

逆に、混雑しやすいのは12~13時14時~15時。お昼は、窓口や後方にいる銀行員が交代で昼休憩に入るため、事務処理のできる人が不足します。さらに、会社勤めのお客様が昼休憩を狙って来店するので混雑しやすいんです。

閉店間際の14時~15時は、為替担当・出納担当が締め作業をし始める時間。窓口の後方が少し慌ただしくなり、人員も不足します。特に、為替は時間の制限が多く、ある決められた時間までに処理をしないと、翌日のお客様への振込が遅くなってしまうので窓口の処理まで手をまわせないことがあります。

銀行は、15時の閉店後、いっせいに締め作業スタート。1日で起こった入出金の勘定や受け入れた書類の数を合わせることに専念します。金融機関によって違うかもしれませんが、わたしの銀行では勘定の合致時間を支店ごとで競っていました。

1円のずれも許さない銀行は、勘定に関してもシビア。規定の時間を過ぎても勘定合致の報告が上がらない支店については、本部から連絡がきます。ということで、15時前から締め作業をはじめる人がいるので、窓口の対応をする人が少なくなるんです。

銀行の営業日

基本的なことですが・・・。一般的な銀行の営業日は、平日(月~金)の9時~15時。

カレンダー通りなので、青・赤色の土曜・日曜・祝日はお休みです。休日に投資信託・保険・ローンなどの相談会は開催しているものの、市場や全国の金融機関との関係で勘定は動かせません。振込・通帳を用いた口座への入出金などは、通帳等を預かって翌営業日に処理をします。

休日やっているからといって、なんでもその場で処理ができる・・・というわけではないのでご注意を!ただ、通帳や書類を預かって後日郵送で届けられるものもあります。平日、どうしても銀行へ行けない人、銀行での待ち時間が退屈な人は、利用してみても良いかもしれませんね。

待ち時間の有意義な過ごし方

How to be meaningful

受付が終わってあとは窓口から呼ばれるだけ・・・の、この時間。退屈しのぎの有意義な過ごし方をしてみてはいかがでしょうか。

ロビーには、以下のようなものがあります。

  • 雑誌・週刊誌・子どもの本
  • 投資信託・保険・定期預金・国債に関するポスターやリーフレット
  • 預金金利・市場の相場に関するモニター

ボーナス時期は、金利上乗せや手数料優遇のキャンペーンがはじまりますし、年度末は退職金を受け取る人に向けたキャンペーンなどが行われます。地元の特産物をプレゼント!なんてものも。こういった情報はテレビのCMや新聞の広告欄などにも載っていますが、すぐに質問・実行ができるのは銀行の窓口。待ち時間の間に、ぜひ考えてみてください!

また、特に急ぐ必要はないけど暇だな~と感じる人は資産運用の相談を。銀行は、定期預金だけでなく、外貨・国債・保険・投資信託などいろいろな商品を代行して販売しています。いま使っていないお金について何かしらの有益なアドバイスをしてもらえますよ。

いま、投資信託・外貨預金をもっている人は、損益を確認してみても良いですね。米ドル・豪ドル・ユーロなどの市場金利もリアルタイムで確認できますし、世界の市場の情勢を知ることもできます。

火曜~木曜の朝イチを狙ってGO!

さいごにおさらい。

銀行が混雑しにくい日は「ごとおびを避けた火曜~木曜の午前中」です。

その日を避ければ待ち時間が短くてすみ、イライラ・ソワソワ・慌ただしい!なんてこともなくなります。もちろん、プロの銀行員がていねい&慎重に事務処理を行いますが、混んでいたり急かされたりするとミスが発生。すいている日なら銀行員のチェックもより念入りになるので、通帳の二重印字・金額の打ち間違いなど、手続きのミスを防げます。

銀行の待ち時間を短くしたい!待ち時間が退屈だ!というあなたへ。今回のお話がご参考になれば幸いです^^

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